【旧】foodish：”雑”食記

今回のツアー行程を最初に観た時、日之出って書いてあるのをてっきり「日の出製麺所」のことだと思いこみ、「なんであそこが世界遺産なのかなあ」と思ったら全然違っていて、善通寺にある「日の出」ってところでした。


「さぬきうどん全店制覇攻略本」によると、開業は明治初期頃。創業は江戸時代といわれる「ヨコクラうどん」という存在はあれど、建物としてはここが最古のさぬきうどん屋と言われているそうです。のれん横の看板には「電話四一八」と書かれており、これだけでもなんかスゴイなって感じ。
（のれんには「日乃出」、その横の看板には「日の出」と表記されていますが、後者とさせていただきました）


お店の中は、外観以上に歴史を感じさせる雰囲気で一杯。下手に説明するより、写真をご覧下さい。





壁のメニュー以外にテーブルにはこのメニューが置かれていました。値段が書いていないメニュー、例えばかまあげはその近くに書いてある370円かと思ったら、そうじゃなくて出来ないそうです(´。`) じゃあなんで書いてあるねんって突っ込みたくなりますが、このあたりのわけわからんおおらかさもさぬきうどんの面白いところですなあ。多分、できる日もあるんでしょうね。


こちらはWakkyさんの奥さんが頼まれたしっぽく。香川でしっぽくというと根菜と鶏肉なんかの具がたくさん入ったのだと思っていましたが、一部地域で言うところのおかめうどんみたいに、色んな具が入ったのが出てくるのが珍しいです。


僕のオーダーはかけうどん。かけといっても揚げとかまぼこを載せてくれているのがうれしい。こういうお店ではコシがどうの、エッジがどうのなんて言うのはヤボ。時間をかけなければ決して作ることが出来ない店の空気と一緒に味わうのもオツなものです。