「かき金」でかき三昧(尼崎)
Posted ish / 2013.03.15 Friday / 10:56
三寒四温な日々がしばらく続き、かきのシーズンもあともう少しになってきましたね。かきのシーズンしか営業しない阪神尼崎駅前にあるかき料理専門店「かき金」のことは、以前から話に聞いていました。職場の尼ッ子に強力プッシュされ、有志で行ったのが1月末のこと。行ってみたらほんとに駅の目の前だったので、阪神なんば線もできたことだし、なんやこれならいつでも行けるやんかと思いました。(ただしけっこう混んでるので予約が取りにくい)
コースもあるけど今回はアラカルトで。2人で1人前を基本に全メニュー制覇というのが目標でしたが、残念ながらこの日は「殻焼」がなくコンプリート成らず。
まずはかき酢(600円)から、生は出せないのか湯通ししてありました。つるっとした食感は損なわれますが、締まった感じでこれはこれで良し。
徳利蒸(760円)は、焼穴子・生麩・ほうれん草・海老・しめじ・豆腐などと一緒で彩り鮮やか具だくさん。柚子の香りが聞いていて、これはもうたまらず日本酒ですな。
続いてかきフライ{750円・写真は2人前)は王道、大きな粒をざっくりかぶりつき。僕はソースじゃなくってレモンと塩だけでいただきました。
陶板に載ってやってきたバター焼(980円・写真は2人前)は、両面にこんがり焼き目を付けてからという仲居さんからのご指示。さっと炙り気味に食べる手もあるでしょうが、むしろしっかり目に焼いて、バター風味が加わった凝縮された旨味を味わうほうがいいようです。これ、特に旨かった。
続いて土手鍋(2800円・写真は2人前)。
仲居さんが持ってきた錫っぽい鍋には出汁が張られていて、真ん中には白味噌マウンテン。
出汁が熱くなってきたら白味噌を崩し、溶けたらかきと白ネギを先に投入。さっと煮たったらその他の具も追加していただきます。かきの土手鍋ってかき料理の中でじゃそれほど好きでもないんだけど、ここのはだしと味噌のバランスがいいのか、とてもおいしくいただけました。
シメはかき飯(680円)。初めから注文していたので、頃合いを見計らっておひつでドーンと出してくれます。かきのエキスがご飯に染み渡ってうまし。量的にはこれで軽く満腹という状態だったのであまり食べられませんでしたが、お腹に余裕があったらもっとお代わりしたかったです。
2人で1人前フルコース作戦は色々食べられるし量的にもいい感じだし、けっこう正解。個人的にはバター焼とかき飯が特に良かったけれど、どれもおいしくってさすがに100年以上続いている老舗だなあと思いました。何席かは当日早いもん順席もあるそうですが、寒い中待つのはしんどいのでやはり予約を取ってから行きたいですね。今シーズンはもう無理やろなあ。
{お店データ}
住所:兵庫県尼崎市神田北通1-6-3 電話:06-6411-4065
営業時間:10月下旬〜3月末までの16時〜22時
定休日:月曜日 ※年末年始は12月30日から1月4日まで休業
Comments
ぷるみえ2013/03/15 11:00 PM
白味噌の土手鍋って珍しいですね。すごく美味しそう!
陶板焼きのこんがり加減もたまりません!
シーズン以外はお休みなんですか? だとしたらかなりいさぎよいお店ですね。
ish2013/03/16 01:49 PM
ぷるみえさん>
大阪府の北のほう・池田市にも「かき峰」という冬場しかやってない専門店があります。(僕は未訪)
http://tabelog.com/osaka/A2706/A270603/27003115/
両方ともそれなりの歴史があるから、シーズン中しかできなかった時代の名残なんでしょうかね。かきオンリーってところは確かに潔いですねえ。
皆さん、春夏はなにしてはるんかなあ。
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