【旧】foodish：”雑”食記

今まで広島には何度か行ったことがあるんだけど、市内で夜に飲んだことはないので泊まりがけで行ってみたいと思っていました。それに加え、つい最近買い替えた車で長距離を走ってみたいという願望もあったもんで、食い飲みも車も好きなえて吉さんに声をかけてみたところ快諾のお返事。
ということで、いつもどおりあまり予定を決めずに、一泊二日広島方面ドライブ旅行に行って来ました。
(上の写真は福山市鞆の浦名物・保命酒ののど飴です)


「あまり予定は決めずに」と書きましたが、初日の昼に行った「蓮華」は以前から行ってみたいと思っていたお店。こちらのお店を始め、今回の広島ツアーも前回に引き続き「快食.com」さんが大変参考になりました。シャオヘイさん、本当にありがとうございます。


店頭に貼ってあるメニューは写真入りで多彩(ぜひこちらの大きいサイズの写真をご覧下さい)。盛りつけも凝ってて美しく、一目見ただけで期待度が上がってきます。


店内も洒落た感じ、写真奥の厨房にはご主人、フロアは(恐らく)奥さん・美人で感じいい方でした。お昼時は1500円or2100円のランチか麺の単品2種ということだったので、僕は1500円のランチ、えて吉さんは麺単品をチョイスしました。


事前に予備知識は仕込んでおいたものの、最初に出てきた前菜「ハモの冷製キュウリのソース」が出てきた時、思わずニヤついてしましました。ピンク色なのはサクランボのソースで、色の組み合わせからも夏らしさを感じさせてくれるフレンチみたいな一品。


続いて前菜2品目は、ごろっとテイストが変わって「センマイの和え物ピリ辛ソース」。運転してくれてるえて吉さんに遠慮してアルコールはガマンしようと思ってたのに、こんなの出てきたらムリじゃないっすか、ということで思わずビール発注。中華料理でセンマイ出てきたのって記憶にないなあ、いいお皿使ってるし。


日替わりランチのメインである冷麺2種のうちから、「トマト冷麺」。鳥ミンチとセロリを初めとするみじん切り野菜を煮込んで作ったスープを冷やし、そこにみじん切りトマトやらネギやらを加えて冷たい麺にかけたスープ麺です。スープは薄い塩味で、鶏の旨味と野菜の自然な甘味が感じられ、爽やか。こいつをすらっとした麺と一緒にすすり混むもよし、お伴に出てきたマントウ(蒸しパン)に浸していただくのもよし。前菜2品から繋がる流れも良かったし、うーむ、おぬしやるなあって感じの構成。


こっちはえて吉さんの牛肉麺。フランス料理なんかでよくある「ホホ肉煮込み」タイプの中華版が麺にかかっており、こちらもスープが見た目以上にあっさり目で素材の旨味が前に出てきます。牛肉(ホホ？スネ？)はもちろんホロホロで、なんにしても仕込みに手がかかってるなあという印象でした。


デザートは4種から選べる自家製アイスの内から、珍しいショウガフレーバーをチョイス。まんまショウガをガツンと感じるストレートな味で、面白いだけでなく食後感がさっぱりしました。サービスでえて吉さんにもレモンのアイスを出してくれましたが、こちらも直球系。料理もデザートも素材にかなり自信を持ってるんやなあと感じました。


参考までにと夜メニューを持ってきてもらったところ、手書きでこんだけしかありません(これもぜひアップでご覧下さい)。日替わり・多種多様・素材中心。メニュー見てるとどんどん想像力が働いてきて、これってどんなんやろ、これって食べてみたいってワクワクしてきます。予算伝えておまかせでお願いするのがいいみたいですね。

やはり事前情報どおり只者ではない店でした。こりゃあ改めて夜に来ないといかんなあ、是非来たい食べたい！


{お店データ}
住所：広島県福山市霞町1-5-6　電話：084-973-9552
営業時間：12時〜14時、17時〜24時　定休日：不定