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しまなみ海道を渡って生口島「万作」へ〜広島県満喫ツアー(6)

Posted ish / 2012.06.19 Tuesday / 14:43

一夜明け、ホテルで朝食を食べながら2日目はどないしょうとえて吉さんと相談しました。宮島口まで行ってうえのであなごめしをお土産用に買って帰るのは相談するまでもなく事前に決まっていたので、問題は昼飯をどっち方面で食べるか。宮島口よりさらに西へ行く、呉経由で帰る、四国へ渡ってうどんを食べて帰るなどいくつかの案を検討した結果、帰りの時間のことを考えて、尾道方面へ行ってみることにしました。


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結局今回の広島旅行では最後まで快食.comさんにお世話になりました。尾道の和食カテゴリから僕が選んだのが「万作」。尾道からしまなみ海道を渡って三つ目の島・生口(いくち)島というところにあります。選んだ理由は、街中から少し離れてるのと、ここのあなご飯が珍しそうだったから。お土産用にうえので買ってても、それはそれ、これはこれ(笑)


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最近改装されたのでしょうか、小さな島にあるお店ではあっても、店内はきれいでしっとりと品のいい雰囲気。小上がりもあってゆっくりくつろぐことができます。


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(エントリ内の写真はクリックで全て大きくなります)
メニューはシンプル。地元産素材を中心に余計なよそものは無しってスタンスに好感を覚えます。写真を見ると浜子鍋ってのもおいしそうだったけど、梅雨の入りの時期にはさすがに暑そうで見送りました。


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まずはえて吉さんの穴子天丼。かなりでっかいサイズのが丸々一匹使われていて、見た目ワイルド。一口いただいたところ、肉厚な穴子が使われていて、天丼にするならこれくらいどっしりしたもののほうがいいよなって感じでした。こりゃあビールが欲しいところですねえ。


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僕はあなご重。うなぎでも穴子でも、こういう風に皮側が表向いてるのって珍しいですよね。天丼のよりも小さめ・薄めの穴子が使われていて、タレはほんの少ししかかかっておらず、かなりあっさりしています。ご飯にはしっかりタレがかかってるんですが、どうせならこっちももう少しタレ少なめでもいいんじゃないかなあとも思いました。


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お店の方に伺ったところ、穴子は一度煮てから焼いているとのこと。パリッと香ばしく焼けた皮側と、ふわっとして自然な甘味がある身側の食感コントラストは、名古屋風の蒲焼きを連想させます。焼穴子丼というよりは煮穴子丼って感じですね。タレをつけて焼いたのに比べて素材の味が正直に出るから、地元産の味を充分楽しんでもらおうという狙いだろうと推察します。わさびがちょこっとあればなお嬉しいかな。
おいしかったし風情はあるしお店の方は感じが良かったし、わざわざ遠出してきた甲斐がありました。


{お店データ}
住所:広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田530-1 電話:0845-27-3028
営業時間:11時〜15時 定休日:木曜



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食後はすぐ近くにある「平山郁雄美術館」に。生口島のご出身とのことで、小学生の頃に書かれた絵なんかも展示されていて興味深く拝見しました。建物はきれいだし人が多くないのでゆったり見れるし、いい美術館でしたね。


この後はお土産のあなごめしを積んで一路神戸へ。1泊2日とは思えないほど充実した旅でした。また機会を改めて、是非広島に行ってみたいです。

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