【旧】foodish:”雑”食記

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只者ではない?「味包」(JR甲子園口南)

Posted ish / 2012.05.08 Tuesday / 10:41

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確かな筋から「JR甲子園口に面白い中華屋がある」という情報が入ってきました。某日行ってみると、駅の南側・スーパーライフの向かい側と割りとわかりやすい場所にその店「味包(ミホー)」あり。事前情報どおり比較的店は新しく持ち帰りがメインで、店のあらゆる面にメニューが貼ってあります。


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店頭にはこのような看板。それぞれしごく真っ当なこだわりですが、その通り続けていくのは難しい。真面目そうな雰囲気が伝わってきて、第一印象いい感じ。


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最初の写真の右側部分はこうなっていて、右端のガラリ戸の奥が、わずかカウンター5席のイートインスペース。持ち帰りメインのお店とは言え、料理担当のご主人とサービス担当の奥さん2人でやってるにしては、調理スペースの割合が高いですなあ。


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朝10時から15時までとけっこうな時間食べられるランチメニューは、この6種類。全て特製ザーサイ・スープ・ご飯付きで、230円追加すれば炒飯に変更可能。うーん、「幹豆腐とピーマン炒め」って気になるなあと思いつつ…


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この日の自分の食欲に正直に、唐揚げ定食をチョイスしました。ご飯の盛りが多いと聞いていたので少なめでお願いしたけど、料理が出てきてちょっと後悔。だって、おかずがどれもこれもけっこうたっぷりしてるねんもん。
スープは自然な薄味、特製ザーサイはなんちゅうか本格的でビールがメチャ恋しくなる感じ。どっちもこんなカウンター5席の店で出てくるような代物ではないんでないかい?


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唐揚げのでかさ・カリッとした揚げ加減・各種スパイスが香るジューシーな肉質に大満足で、ご飯ワシワシ。何度も言ってスマンが、こりゃあ絶対ビールが欲しいぞ。ふと見ると、付け合わせに何気なく添えられてるキャベツの千切りが異様に細い。多分手切りだろう、腕がないとこんなには切れないんじゃないか。


味包メニュー
情報どおりの旨さに感心しつつ食後くつろいでいたら、奥さんが「これ、参考にどうぞ」と持ち帰りメニューをくれました。どれどれと眺めてみると、店の外にメニューをいっぱい貼ってたからレパートリーが広いのはわかってたけど、こんな規模の店で(失礼)これだけあるとは驚き。数だけでなく内容的にも珍し系のものも少なからずあり、その上すべてのメニューの主食材が記載されていて、こりゃすごい。在庫管理大丈夫だろうかと妙に心配してしまいました。
(是非こちらをクリックして、でっかいサイズのメニューをご覧下さい)

奥さんは日本語が上手、ご主人はほとんどダメみたいで、どういう素性の方なのかは不明。なんでここでこういうお店をやってるのか、すごく興味深いものがあります。オモロいです、この店。
もっと色々食べてみるためには多人数で来たいところ、最大定員は5名やもんなあ。理想的には有志5名集めてお店借り切って、アラカルト連発するか、あらかじめ予算伝えておまかせで頼むか(そんな注文聞いてくれるのかどうかわからんが)、どっちか是非やってみたいです。持ち帰った豚まんも、日本風にアレンジされたものではなく、素朴で家庭的な感じでおいしかったから、点心もいけるはず。うー、早く再訪してみたいぞ。


{お店データ}
住所:西宮市甲子園口3丁目16-16 電話:0798-67-1558
営業時間:10時〜20時半 定休日:月曜(祝日除く)

Comments

もりすけ2012/05/24 09:51 PM

こんにちは、もりすけです。
foodishさんのこの記事を読んで、行ってみたいと思い続けていたのですが本日念願かないました。
2〜3駅離れたところにある会社での打ち合わせを終えて、もう今日は職場には戻らないぞと強引に決めて訪問した時間は3時半、店にいるのはご主人だけでした。
明るい時間ですが紹興酒を頼んでからメニューを見て迷っていると、たどたどしい日本語で人気ありますと進められたのが「幹豆腐とピーマン炒め」。
教えに従ってエビ水餃子と合わせて注文。
紹興酒は5年ものを選びました、やや熱すぎる意外は美味しかったです。
料理も味付けが強すぎず弱すぎず、きっちりしっかりという良い加減で、追加で頼んだピータンもグッドでした。
私しか客がいない(そらそんな時間だし、笑)ので結構ご主人と中華な話をしました。
珍しい食材や調味料を見せてくれたり、中国には八宝菜という料理は無いとか鳥の唐揚げはあまり食べないとか回鍋肉はキャベツではなく白ネギを使うとか、他にも面白い話を聞かせてもらいました。
ただ、かなり日本語はたどたどしいので理解の正しさは7割くらいかな(笑)
あと、日本に来てしばらくは神戸でラーメンの工場で働いていたと話したので(も)ですかと聞くと少し驚きつつニコッとしてました。
foodishさんもご存知と思いますが大倉山の図書館近くに本店があるあのラーメンの灘の工場です。
一年前に日本人の奥さんと店を構えたみたいで、
その(も)ラーメンの社長が応援してくれていて、今も時々食べにきてくれたり他の支援もしてくれていると話してました。
名前を言ってましたが、二杯目の適温の紹興酒のおかげで忘れました。
この店はあなどれませんね、確かに。

ish2012/05/25 12:38 AM

もりすけさん>
いやあ、びっくりしました。コメント名を見て「もりすけさんって、あのもりすけさん?」と思ったら、やっぱりあのもりすけさんじゃないですか(笑)
まだこのブログを読み続けていただいてたんですね。調べてみたら、なんとコメントは4年半ぶりですよ。嬉しいなあ。こういうことがあるから、細々ながら更新が続けられるんですよ。本当にありがとうございます。
そうですか、ご主人はあのラーメン屋の工場にいたんですか。それ以前はどこかで料理人をしていたんですかねえ。奥さんが日本人とは思いませんでした。どうりで日本語が上手いはずだわw 次回は僕も中途半端な時間に行って、色々訊いてみたいものです。

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