【旧】foodish:”雑”食記

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江南春(神戸・トアイースト)

Posted ish / 2010.07.27 Tuesday / 11:00

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神戸の人ってそれぞれ贔屓の中華の店を何軒か持ってる上に、もともとおいしい店が多いもんだから、なかなか新しい店にトライすることができません。今回の「江南春」も初めて知ってから10年くらい経つんじゃないでしょうか。(←ホンマか?) 
大げさかどうかはともかく、ずーっと前から行ってみたかったこのお店に初めて行くことができました。お願いしたのは、旬の食材をアレンジした四季旬菜コース(@4500円)を家族4人で。ちなみに日替わりランチは840円だそうです。


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円卓中央にドンと人数分出てくる宴会形式ではなく、1人前ずつサーブがこちらのスタイルです。まず初めに鮮やかなブルーのお皿に7種の前菜が盛られてきました。クラゲ・蒸し鶏・焼豚などオーソドックスな内容で、特にインパクトがあるわけではないものの、いずれも美味でいい予感。

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続いては、クコの赤・香菜の緑のワンポイントが目に美しい「鱧とフカヒレの上湯スープ」。中華に鱧って珍しいんじゃないでしょうか。

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底には鱧・フカヒレ(切れっ端じゃない)・冬瓜が沈んでいます。それぞれの具もおいしいんだけど、それよかこの上湯スープがすごーくおいしい〜!あっさりしていて奥が深くて滋味が感じられて、今回食べた中でこのスープが一番だったかも。帰ってから調べてみたらこちらのお店、スープが得意技のようです。

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前菜・スープで胃が活性化したところで、お次は「花海老と季節野菜のピリ辛炒め」。ジャガイモを揚げて作ったバスケットの中には、海老以外にマコモ・アスパラ・赤ピーマンなどが食欲を刺激するチョイ辛味(豆鼓系かな?)でささっと炒められています。うーん、ビールが進みますなあ。

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辛味で活動的になった胃をクールダウンさせるべく「小籠包」。
あーん、食べる時に一つ皮破ってしもたぁ〜もっと食べたかったぁ〜

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胃のリズムが変わったところで「牛フィレ肉のオレンジソース仕立て」は、肉質良く甘酸っぱい仕上げが夏向き。この料理だけでなく全般的に色彩がきれい・モダンな感じで目でも楽しませてくれます。

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このコース中で唯一何が出てくるかお楽しみの「本日のお料理」は、「鮎の唐揚げ油淋がけ」でした。うーん、中華で鮎が出てくるとはなあ、しかもこの鮎けっこうなデカさなので2重に驚きました。繊細な味の鮎を濃いめの味付けで食べるのは新鮮な体験、塩焼きとの比較は意見が分かれるところですが、これはこれでアリかと。

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デンプン質系は、「蛸と大葉のチャーハン」。これも変わってますねえ。個人的にはもう少し大葉が効いてて欲しかったけれど、中華の指標とも言われるこのチャーハンがかなりおいしく、ノーマルなのも食べてみたいと強く感じました。さすがにこの日は追加できなかったので、日を改めて是非に。

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そして〆のデザートは「マンゴーシャーベット」。濃厚なシャーベットの上にこれまた濃厚な果肉乗せ、鮮やかなマンゴーカラーが中華な夏を感じさせてくれます。


こちらのお店の定番コース料理は3000円のミニコースから始まり、今回の4500円、以降5000円・8000円・15000円と続きますが、質・量とも今回ので充分満足できるものでした。(そりゃあ上のコースならもっといいもの食べられるんだろうけど)
お店の雰囲気もオシャレなカットサロンみたいな感じで、中華中華してなくってとにかくモダ〜ン。そんなに広くないと思っていたら2階にも席があり、3階(要予約)には個室やバンケットルームもあって合計100席もあるんだそうです。

江南春11.jpg  江南春12.jpg
(上の写真はクリックで大きくなります)
(左)レギュラーのアラカルトメニュー(右)店内の日替わりメニューも魅力的なので、コースを選ばず自分で組み立てることも無論可能。日替わりメニューの中に家族全員大好物のスペアリブの梅肉蒸しを発見、ミル貝もあるし、次回は行ってからオーダーに決定ですな。ここ、思っていたとおりかなり気に入りました。もっと早くから来りゃ良かったなあ。


{お店データ}
住所:神戸市中央区北長狭通2-8-6 電話:078-325-8725
営業時間:月〜土11時半〜14時、17時半〜21時半 日・祝11時半〜21時半
定休日:水曜日

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