【旧】foodish：”雑”食記

コープの雑誌「ステーション」で見かけて以来の課題店・「グリル小田屋」に行ってきました。場所は長田商店街の西側で西代との中間、この辺りは子供の頃からちょくちょくうろついていたので、なんとなく土地勘があります。こちらのお店は、以前営業されていた鳴尾から2007年の春に長田へと移転されたそうで、年数が経ってないせいもあり、外観も店内も明るくスキッとしています。



(左)お店の外のメニュー。ディナーメニューはこれ以外にも六白黒豚や地頭鶏(じとっこ)など素材にこだわった各種メニューあり。どっちかというと海鮮より肉類がお得意のようです。
(右)店内に入って渡されたサービスランチメニューは、土日祝もOKの850円。季節限定のカキフライは赤穂市坂越(さこし)産使用とこれまたこだわりの素材で、ハゲしくそそられるぅ〜

店内は4人掛けテーブル席が6セットとアットホームな広さ。日曜の13時半頃という時間帯のせいかたまたまなのか年齢層はけっこう高めで、地元のリタイア世代中心って感じでした。のんびりしててくつろげましたねえ。


まず最初に出てきたカップスープは、手作り感バリバリのややとろみを感じる野菜多用系。旨味甘味が自然でくどくなく、もうこれだけでこのお店は大丈夫と確信できる味でした。


あらかじめ他のブログでも拝見していたので、安心して「初めての洋食屋ではビフカツ」を決行できました。野菜の種類も豊富で、盛りつけが美しいですね。
写真ではよくわかりませんが、実はこのお皿はけっこう大きく、そこに15cm級ビフカツが2枚なので、かなりなボリュームがあります。隣のお客さんが食べてた鶏の唐揚げもけっこうなマウンテンスタイルだったし(なんとこの方、唐揚げランチをお代わりしてました…)、素材だけでなく盛りにもこだわりがあるようです。

値段からすると、三宮あたりでは考えられない肉質と充分な厚みのビフカツ断面。引っかかりが一切なく、スムースで品があるって感じ。
個人的好みから言えば、この肉質だったらミディアムレアでいただきたかったですが、ディフォルトではこれなんでしょう。次の機会には注文時にお願いしてみましょうかね。

サラダのドレッシングを見たときに「もしやこれは」と思ったんですが、記憶に間違いがなければ、今やなき神戸の洋食屋・BOON系のドレッシングではなかろうかと。子供の頃よく連れて行ってもらっていたレストランのドレッシングがこれ系で、おろした野菜が特徴的でおいしいんです。


「自家製ドレッシング」として持ち帰り用に販売されているぐらいなんで、かなり人気あるんでしょう。今は自宅に別のドレッシングがあるので、次はこれを買いに来ようかな。

とにかくスープもビフカツもサラダもとってもおいしく、これで850円はほんとにお値打ちです。料理もそうなんだけど、お店の雰囲気やサービスも良かったなあ。いい意味で、従来の長田らしくなかったし。
持ち帰ったメニューには「厳選素材・美味しさへのこだわり・ボリューム・リーズナブル・アットホームな空間」と書かれてありましたが、まさにそのまま有言実行されているお店だと感じました。再訪必至、いいよ、ここ。

{お店データ}
住所：神戸市長田区蓮宮通2-10-1　電話：078-766-5525
営業時間：11時半〜14時、18時〜20時　定休日：月曜、第1・3火曜