「熊本」カテゴリーアーカイブ

熊本ウマい旅(7)〜〆は肉々しく「グリル五車堂」

2泊3日熊本の旅もいよいよ最終日。けっこう強力な雨雲が来ていたので、民宿「川原」を出発して早めに車で熊本市内に戻ることにしました。途中川が氾濫しかけてるところもあったりして、ちょっとヒヤヒヤ。

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市内に戻ってレンタカーを返し、さて昼メシ。向かった先は初日に「駅前 花屋」に行ったときにすごく気になっていたこの看板の店。(上の写真は初日に撮ったもの)

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熊本駅からすぐの「グリル五車堂」は、お弁当で有名だそうな昭和21年創業・五車堂本店2階のレストラン。建物が新しくてえらくしゃれてるなあと思ったら、以前は別の場所にあったようです。ひょっとして震災の影響なんですかね。

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2階に上がると、おしゃれなオープンキッチンと客席で広々。熊本駅付近ってそんなに繁華街ではないので、そのモダンさにちょっとびっくりしました。

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(エントリ内の写真はクリック二度で大きくなります)

以前の店はいわゆる洋食屋っぽかったようですが、こちらは熊本ブランド牛・「和王」がウリのビーフ中心メニューです。

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オープンキッチンの冷蔵ケースには、立派な肉がどっしり。遠目でもサシの入り加減が伺えて、肉質に期待できそうな感じ。

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車も返却したので、ビールを飲みながら焼き上がりを待ちます。

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何を注文したのかもはや忘れてしまったのですが、恐らく和王ステーキ定食の180g(2800円)じゃなかったかと。ランチ価格として3000円弱はかなりな贅沢ですが、これも旅先ならでは。ビールから赤ワインにチェンジして、えて吉さんとワケワケしていただきました。
期待通りかなりな肉質、(それがいいかどうかは別にして)柔らかく、肉汁甘く脂も品がいい。ソースなんて不要、塩だけで充分。神戸や大阪だったら5000円くらいでもしょうがないかなと思うレベルで、かなりなお値打ちに感じました。

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こちらは和王ハンバーグステーキ定食の180g(1380円)だったかと思います。肉汁たっぷり・ドミグラスソースはキッチリした造りで、こちらも大変おいしくいただきました。レベル高いなあ。
僕らの後に来られた隣のお客さんのオーダーを見ていると、ランチ限定ハンバーグとステーキのコンビ定食(1800円)が人気な様子。確かに日常的にはその選択が良さげ、追加メニューのビーフシチュー(680円)も気になるところです。オシャレできれいな現店舗もいいけれど、移転前のいかにも老舗っぽいお店にも行ってみたかったなあ。

{オマケ}
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その後おみやげを買いに熊本のデパート「鶴屋」(品揃え良かったです)に寄った際に、「ライス焼」に遭遇、ビール飲みながらおやつ代わりにいただきました。

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今回をもって熊本旅行エントリも大団円。事前に決まっていたのはBar:Colonと民宿 川原だけでしたが、幸いどこもアタリでいいところだらけでした。復興までにはまだまだ時間がかかるのに、つい最近も余震があったり大雨が降ったりで、被災された皆さんは大変だと思います。その一方、風評被害でしんどい思いをされている方々もたくさんいらっしゃると思います。
そんななか、こんな気楽なエントリばかりで申し訳ない気もしますが、妙に意気込むことなく「熊本はいいところだったよ!」ということが少しでも伝われば幸いです。
がまだすばい!熊本!


熊本ウマい旅(6)〜民宿とは思えない「民宿 川原」(球磨郡水上村)

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熊本市内でレンタカー借りて、途中で道の駅に寄ったりしながら人吉で昼食のうなぎを食べ、豪雨に注意しながらこの日の宿「民宿 川原」に到着したのは15時ごろ。位置的には九州のほぼど真ん中・東側の峠を越えると宮崎県という場所で、熊本県内とはいえ震災被害は全くなかったそうです。それでも(この時点では)風評被害による影響が続いているとか。
このあたりは桜の名所だそうで、写真左側の本館前にも大きな桜の木、写真右手には別館もあります。山の中で、一言で言えば桜と温泉とダム湖以外は「な〜んもない」ところ。そこがいいんです。

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えて吉さんは過去2度この宿に泊まったことがあり、直近がちょうどこの1年前。僕もエントリを読んで良さげな宿やなあと思っていたので、計画中にここを提案されて即オッケーでした。案内されたのは、本館の二間続きの広々とした部屋。以前建物を改装したときに、大工さんから「ここはあまり手を入れないほうがいい」と言われたそうで、昔ながらの趣が残っていておしゃれな新館とはまた違った魅力があります。

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なにより広々としていたし、民宿風情がありながら時代を感じる品々に囲まれたこの部屋、個人的には超お気に入りです。

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到着後ほどなくお風呂にお湯が溜まりましたよと案内され、庭に面した廊下経由でお風呂場へ。お風呂は大人4人ほどが同時に使えるサイズで、掛け流しの温泉。僕は運転せずナビ役でしたが、豪雨を避けてのドライブでそれなりに神経を使っていたので、温泉でちょっとホッとしました。

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お風呂から上がってしばらく後、食堂へ移動。料理担当のご主人は大阪で修行中にサービス担当の奥様と知り合われたとのことで、お2人とも気さく。調理場のすぐ近くの席だったので色々話をしながら、地元産にこだわった料理がタイミング良く出てきました。
まずはジャガイモの蒸し物ヤマメ載せ・(干し?)鹿肉・野菜盛り。えて吉さんのブログを読んである程度事前知識はありましたが、現物を目の前にして、いきなり手が込んでるなあと軽く驚き。

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続いて炊き合わせ。真ん中に見える黄色っぽいのは干しタケノコで、途中に寄った道の駅で珍しいなあ思い買ったところでした。地元では保存食としてごく日常的に使っているのだそう。

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茄子とトマトが交互に積んである冷製。彩りがきれい、器にも気を配っておられます。

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ヤマメのお造り。間違ってもマグロやイカなんて出てきません(^^)

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そしてヤマメの塩焼き。いいっすねえ〜どこまでも地元産一直線で。本来はこういうのが当たり前なはずなのに、こういうところがなかなかないのはなんでなんでしょうね。

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野菜系→魚系と進んで、ここいらへんからは肉系で、きれいな赤身の鹿肉たたきをおろし生姜とともに。なお飲み物は最初はビール、途中から米焼酎にチェンジしています。

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揚げ物は細切り鹿肉とネギのかき揚げ。下味付いててネギとの相性良し、やや深めの揚げ加減で香ばしさがプラスされて個人的にツボ。

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お次はイノシシの塩焼きを柚子胡椒添えで。ほんとに地元産オンパレードで、楽しい楽しい。

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そしてジビエオンパレードの締めくくりは、素晴らしいレアな焼加減の馬肉ステーキ。ちょっと辛味が混ざった味噌が添えられていて、こりゃ上等でしたねえ。これがたっぷりの一人前、どっしりした赤ワインが欲しくなりました。

最後に写真撮り忘れのシシ汁・自家製白ご飯(これがまたウマい)・自家製梅干し(これもウマい)で締めくくり。いやあ、期待をはるかに超える大々満足の夕食でした。今回の本館宿泊プランは、酒代・入湯税別でなんと一泊二食8500円!写真だけ見てるとどこかの割烹旅館みたいですが、あくまで民宿ですからねえ、呼び名はどうあれほんとにすごいです。

食後部屋に戻って、今一度部屋の調度を楽しみに拝見しました。昔の職人さんの技術っていいなあ。

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そしてぐっすり眠って、爽やかに朝食。

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なんてこと無いおかずですが、品数豊富でどれもきっちりおいしい。自家製ご飯と梅干しだけで充分おいしいもんで、お替わりを我慢するのに苦労するほどでした。

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あいにくの天気でしたが、雨雲がゆっくり流れる山あいの景色もまた一興。温泉も良かったし、ご主人奥さんもいい人だったし、もちろん料理もおいしかったし、とてもいい宿でした。あたりの桜の木が半端ない量だったので、花見時分はすごい景色なんでしょうねえ。いつかその頃にも来てみたいなあ。超々おすすめ。

{民宿 川原へのリンク}
宿のサイト 
Facebookページ
楽天トラベル予約ページ←情報豊富です


熊本ウマい旅(5)〜上村うなぎ屋(熊本県人吉市)

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今回の熊本旅行は梅雨の真っ最中で、2泊3日の間は九州各地で豪雨が続いていました。そんな中、2日目の朝からレンタカーを借り、天気図や道路情報をチェックしながら2泊目の宿・熊本市の南東に位置する水上村を目指しました。
できれば宿に早めに入って温泉でゆっくりするつもり、でも昼ご飯については当初ノーアイディア。途中どこかでテキトーにと思っていたら、えて吉さんから提案がありました。

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道中の人吉市にいいうなぎ屋があるらしいですよと。調べているうちに思い出しました、そうだここは昔からのブログ仲間・teruさんが書いてたところだと。うなぎ好きですからこの提案を断るはずもなく、何軒かあるなかから「上村うなぎ屋」さんへ。

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創業以来100余年だそうで、建物の中はいい風情。狭め間口の入り口ドン突きには座敷席、その奥には調理場が見えます。座敷席の手前・右方向に入るといくつかの部屋があります。

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20160627熊本(エントリ内の写真はクリック二度で大きくなります)

一人前の注文でも、生きたうなぎを割くところから始めて人吉産炭火焼き、お米も同じく人吉産使用とこだわりがあり、地方ならではの豊かさを感じます。

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メニューはうなぎオンリー、味噌焼・朴葉の上で野菜や味噌と共にうなぎを焼いた朴葉焼などもあり。「かみしも」とは想像通り頭としっぽ部分だそうで。

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注文してから15分ほど経って、うな丼登場。左はえて吉さんの中、右は僕の大。まず見た目で丼のサイズが違います。

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写真で見た感じより実際のほうが丼がデカいです。こんがり焼き目がおいしそうな身はかなり厚みがあるけれど、ぶよぶよした感じはなく締まっててボリューム感たっぷり。

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「大」なのに大したことないなと思われたかも知れませんが、実はご飯の中にも蒲焼きが仕込まれている「まむし」構造。切り身そのものに厚みがあって迫力あるのに加えて、この枚数でうなぎ好きにとっては大満足。関西人的にはタレの甘味が少し強すぎなものの、今のご時世、この内容でこの価格はさすが旅先。僕にとっては記憶に残るうな丼コレクションがまた増えました。

{お店データ}
住所:熊本県人吉市紺屋町129
電話:0966-22-3312
営業時間:10時~15時 17時~22時
定休日:不定休


熊本ウマい旅(4)〜夜のラーメン「赤のれん」、朝のそば「ウエスト」

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Bar:Colonを出た後、小腹が空いていたのでマスターおすすめのラーメン屋「赤のれん」に行ってみることにしました。大きなアーケード街にあってこの外観、失礼ながら地元の方の推薦がなければフリの観光客としては入らなかったんじゃないでしょうかw

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(エントリ内の写真はクリック二度で大きくなります)

メニューは各種ラーメンのバリエーションの他、餃子もあり。マスターの指示に従い、ベーシックなラーメン(650円)を2人揃ってオーダー。

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出てきていきなりこのルックスと香りに「お、ウマそう!」と思いました。トッピングはチャーシュー・海苔・煮卵・キクラゲ・ネギ、白濁した豚骨スープはにんにく入りで熊本らしくマー油(焦がしにんにく油)ちょろっと、麺は中太ストレート。飲んだ後だったので余計にかも知れませんが、これがウマかったんですね〜。
もともとトンコツラーメン好きでえげつないほど濃いのもオッケーなんですが、ここのはあっさり目。マー油とのマッチングを含め全体的にバランスが取れてるんでしょうか、ラーメン経験値大したことないけど、僕的にはここしばらくのうちでダントツに好みに合いました。ひょっとしたら今回の熊本旅行で一番だったかも知れません。

{お店データ}
住所:熊本市中央区新市街8-1
電話:096-322-9662
営業時間:11時〜27時
定休日:日曜

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一夜明けての朝ご飯は、年中無休・24時間営業の「ウエスト熊本下通店」へ。福岡市に本社がある飲食業ウエストの業態の一つで、そば以外にもうどん・焼肉・中華料理・カフェなど色々やってはるそうです。

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こちらの店ではそば以外に午前8時まで居酒屋メニューがあり、そんなわけで閉店時間が遅いBar:Colonのマスターもご愛用だとか。またそばの店では珍しく、3玉まで同一価格。

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店内はカウンター・テーブル・小上がりなど各種席あり。こちらのアングルでは居酒屋メニューばっかりなので、そば屋には見えないですけどね。

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えて吉さんは九州らしくごぼうかき揚げそば2玉のあったかいの。かき揚げでっかくてちょっとびっくりしました。

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僕は阿蘇産高菜使用のあったかい高菜そば(500円・2玉)。特別ウマいってもんではなかったけれど、飲んだ翌朝の温かいだしが喉に染みていい朝食でした。

この後ホテルに戻ってチェックアウト、この日からはレンタカーを借りて熊本県内の別の宿を目指します。


熊本ウマい旅(3)〜Bar:Colonへ

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駅前花屋」で軽めに食べた後は、今回の熊本行きの主たる目的地・Bar:Colonに向かいました。えて吉さんがこちらのお店に行ったことがあり、単なるバーと旅人との関係とは思えない交流が色々あったそうです。
*参考エントリ:「こんなの食べたよ」
 ・熊本の「Bar:Colon」を10年振りに再訪
 ・熊本の「バー コロン」から「伊藤家のスイカ」到来!!

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えて吉さんが初めて行った場所からは移転されてこれが2箇所目だそう。天井にはコースターがびっしり張り詰められていて、くまモンのコースターなんかがあるのも熊本らしいです。

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4月14日、続く15日の地震ではお店も大きな被害を受けられました。たくさんのボトルがバックバーから落ちて割れてしまったとのこと。本当に恐くて大変な思いをされたことだと思います。僕がたまに顔を出す神戸のバーでも、阪神淡路大震災で同様の経験をされました。そのバーと同じくここでも、バックバーにボトルの倒れ止めのワイヤーのようなものが追加されているのを見て、妙な言い方ですがなんだか共感みたいなものを感じてしまいました。

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えて吉さんからのお見舞いというかおみやげは、兵庫県は明石の江井ヶ嶋酒造が作っている地ウイスキー「あかし」(左端)、お店にあった5年もの12年ものと並んでカウンターで記念撮影。

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いつもどおり僕の一杯目はウオッカトニック。突出しのゆずピールは苦みがあって、レモンやオレンジとはまた違った風味が僕好み。これのビターなチョコレートがあったらいいのにな。

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なんだかんだ話ながら飲んで、続いて出てきたアテは熊本名物からし蓮根。あまり食べる機会がないけど実は好物、辛子が効いてちゃんとつーんと来るのが嬉しい。これと同じ「森からし蓮根」のを帰る間際におみやげに買って帰りました

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マスターとえて吉さんの会話に時々僕も加わって色々とお話。なんだか知らんが話の流れで、僕にとって旅先でのちょっとした想い出があるホーセズ・ネックのライムバージョン(本来はレモン)なんてのをお願いしてしまいました。こういう見てくれのカクテルをオーダーするのはなんとなく恥ずかしく、めったに注文しないので久しぶり。偶然出会ったカクテルなんだけど、これ好きなんですよね。

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最後のほうは気分良く酔っぱらってたので記憶が飛び飛びですが、〆に出していただいたのがTAKASHI ICHIRO PETE!?。知る人ぞ知るイチローズモルトの樽で熟成したビールで、限定600本だということは帰ってから知りました。もったいないことに、ズコーンとヘヴィな味わいだったことくらいしか記憶にございませんのですが…

初めてお目にかかったマスター・鶴田さんは、いかにも九州人な熱い心をお持ちの方とお見受けしました。あの地震からまだ4ヶ月、もう4ヶ月。ちょっとやそっとでは元通りになるはずもありません。めったに行けないだろうけど、熊本に行ったら必ず寄せてもらいますからね!

{お店データ}
住所:熊本市中央区下通1-9-4 宇都宮ビルBF
電話:096-355-2468
営業時間:19時~27時
定休日:日曜(連休の場合は最終日)