ただ美味しいだけでないスペイン料理店「カンバッシー」(大阪・天神橋)

事の発端は、えて吉さんがこのエントリで「パスタ版パエリア・フィデウア(Fideua)の本物を食べてみたい」って書いてたことでした。僕はスペインに行ったことはないしスペイン料理に詳しいわけでもありませんが、現地に行った娘達から美味しかったし好みに合ったって話は聞いてたので、以前から興味があったんです。

20151208カンバッシー
だもんで、お節介にも早速あれやこれやと検索した結果、選んだお店が「カンバッシー(CAN BASHI)」。決め手は、バルセロナの料理店で修行されたご主人(日本人)と、カタルーニャ出身の奥様(スペイン人)のご夫婦でやってらっしゃるということ。この組み合わせならかなり現地っぽい味が期待できるのではないかという推測の元、えて吉さんと*あきこさん*との3人で行ってみることにしました。

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今年4月に開店、明るく陽気な雰囲気の店内はカウンター席とテーブル席が4卓ほど。後で気づいたことですが、上の写真の日の丸の右側にあるカウンター上の物体は、乾かないようにカバーを掛けた生ハムの塊(「原木」と呼ぶそう)でした。

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(エントリ内の写真はクリック二度で大きくなります)
冷たい前菜とデザートはこんな感じ。

20151208カンバッシー

温かい前菜・サラダ・メインはこちら。

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今回の主目的であるフィデウアとパエリアには、魚介といか墨の二種類あり。ビール、ワインを初めとする飲み物メニューはあっさり書いてありますが、実はけっこうバラエティに富んでることが後に判明します。

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とりあえずスペインビールをお願いして、喉の渇きをうるおしながらメニューを検討。

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突きだしは、手作りっぽい豚肉?の燻製。ちょっとしたものですが、手がかかっていてあまり経験のない味わいに、この店アタリ!の予感が漂います。

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そしてこちらが本日のタパス&おすすめ料理。聞いたこともない単語やら未知の組み合わせがあちこちにちらばっていて、興味津々。色々食べてみたいし、スペイン料理といえばまずはタパスをいっときたいので、スタートは盛り合わせでお願いしました。

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*あきこさん*は遅れて参加だったので、この時点では2人前。中央はかぼちゃのオーブン焼きに万願寺唐辛子、手前から時計回りにブロッコリーのスペインオムレツ(かなりしっとりしている)、鶏モモとレンズ豆の煮込み(豆の風味が素朴&家庭っぽい)、まぐろのパテ、豚ウデとブルーベリーの煮込み。どれもが食べたことあるような気がするけどちょっと違う。この中でも一番面白かったのがブルーベリーを使った煮込みで、お菓子じゃなくってこういう使い方もするんだってちょっと新鮮な経験。甘酸っぱいブルーベリーが豚肉とマッチして、特に美味しかったです。

20151208カンバッシー
最初だけスペインビールを飲んで、次はシェリーにバトンタッチ。僕はほとんど経験値がないと言ってもいいくらいですが、えて吉さんはけっこう好きで馴染みがあるようでした。フロア担当の奥さんがお酒のことだけでなく産地のことやら教えてくれながら、色んな種類を味見もさせてくれて、単なる商売だけでなくスペインという国・スペインの料理に親しんでもらいたいという思いがビンビン伝わってくる接客に、とても好感が持てました。写真は撮り忘れましたが、各ブランド毎のロゴが入ったグラスに並々と注いでくれる太っ腹振りで、前菜段階で早くもこの店のファンに。

20151208カンバッシー
続いての料理は、生ハムを食べてみたかったもんで「生ハムと揚げ芋と卵のまぜまぜNo.4」。揚げたてのフライドポテトに、半熟目玉焼きと原木から切り出したばかりの生ハムを載せただけといえばそれまでですが、これをざくざくと混ぜ合わせると野太いおいしさにヘンシーン。まず生ハムが、こんなに硬いのは初めてやないかなあと思うくらい(いい意味で)硬い。中途半端じゃなくってきっちりと塩を効かせてるから旨味が深い。この生ハムで玉子とジャガイモを一緒に食べるってのは、一見単純に見えて実は計算された組み合わせなんですよね。なんちゅうこと無い料理なのに、旨い旨いと言いながらあっという間に平らげてしまいました。(シェリーも)

20151208カンバッシー
文章長いなあということで、ここは短く「シッチェスのサラダ(XATO)ロメスコソース」という魚のカルパッチョが入ったサラダでした、という説明のみ。

この辺りでワインもボトルで頼んでみることにしたんですが、赤白交えてまたも味見させてくれたのにはびっくり。説明だけで決めるのが普通なのに、有り難いというか良心的というか。

20151208カンバッシー
いよいよ本日の目的であるフィデウア登場、イカ墨も興味ありましたが魚介類にしました。麺は素麺かと思うくらいの細麺で、色とりどりの野菜など載っかってないのでシンプルで素朴、こういうのが現地風らしいです。僕らの持ってるパエリアのイメージはもっと黄色っぽいんですが、奥さんによるとそれは本来のサフランの効果ではなく、色はこんな風に醤油っぽくっても香りが肝心なんだそうです。わざわざお店で使ってるサフランを見せてくれたりして、相変わらずのサービスぶり。魚介の旨味を吸い込んでサフランの香りをまとったパスタは、それほどパリッとはしていなくややしっとり目で、派手さはなくてもじわっとくるおいしさ。本場物を経験したえて吉さんに、そのうち自作を食べさせてもらうのを楽しみにしています。

20151208カンバッシー
サラダあたりから合流の*あきこさん*もこのお店と波長が合ったようで、3人ともゴキゲンで食べるし飲むしで、このあたりからやや記憶が飛び気味ですが、スペイン料理と言えばアヒージョは外せんやろっってことで、珍しい生チョリソーのそれを、バゲットと共に。

20151208カンバッシー
記憶が飛びそうでもデザートを忘れない僕は、チーズのプリンを*あきこさん*と分け分け。うろ覚えながら、ご主人の話によるとデザート(の一部?)は奥さんの作だとか。名前聞いたけど忘れた写真右のドライフルーツとかが入ったアイス?もかなーり美味しかったです。

ふと気がつけば終電ギリギリだったので、慌ててお勘定してもらってお店を出ましたが、片言であっても気持ちが伝わってくる奥さんと、黙々と料理を作るご主人とのこのコンビ、かなり素敵でもっとお店にいたかったです。現地で食べたことはないけれど、多分現地っぽいんだろう料理とスペインとお近づきになれるこのお店、自分でもよく見つけたなと自画自賛したいです。リピート確実!

*関連エントリ;「こんなの食べたよ/南森町のスペイン料理店「カンバッシー(Can Bashi)」に大満足

{お店データ}
電話:06-6360-4859
住所:大阪市北区天神橋1-3-4
営業時間:12時~14時半、17時半~23時
定休日:水曜日

「ただ美味しいだけでないスペイン料理店「カンバッシー」(大阪・天神橋)」への3件のフィードバック

  1. ishさん、お久しぶりです!
    いつも読ませていただいてますが、
    コメントは久しぶりです。

    いやー、ishさんの勘?鼻が利くっていうのか、
    すばらしいですねー!!
    個人的には「生ハムと揚げ芋と卵のまぜまぜNo.4」がめっちゃ気になります。
    いかんせん、私の生活圏外なのでなかなか行けそうにありませんが、
    何よりスペイン料理に興味が出ました!
    チェーン店もいいけど、こんなお店がもっと増えて欲しいですー。

  2. おー、ポッポさんお久しぶりです!
    今回は本場のフィデウアを食べてみたいってことが発端だったので、出来るだけ現地っぽいところを探したらこうなりました。飲み食いしながら「さすがオレ!」って何度も言ってましたw
    ちまたではタパスをつつきながら一杯みたいな店はチラホラあるようですが、フィデウアってあんまりないようなので、それが食べられる店限定とかで検索するといいスペイン料理屋さんにヒットするかも知れませんね。

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